Tosspro Blog

AWSで遊びながら中小企業診断士もやってるアラサーです。IT、経営、スイーツのジャンルを中心に価値ある記事を発信しています。更新は不定期に行っています。よろしくお願いします。

新聞奨学生の1日をご紹介~想像通りにハードです~

f:id:tossproblog:20150926073811j:plain

こんにちは、とにーです。今回は新聞奨学生シリーズをお送りします。

ところで毎朝何気なく家に届いている新聞ですが、新聞配達をしている学生がどのような1日を過ごしているのかご存じですか?新聞社のパンフレットにもよく働いている様子が掲載されていますが、いまいちリアル感が無く、おおざっぱな内容となっています。そこで、実際に私が経験したよくある1日を振り返ってみたいと思います。 

よくある新聞奨学生の1日

新聞奨学生って何?という方は下記エントリーをご参照くださいね。

大学4年間の間に2つの店舗を渡り歩きましたが、だいたい似たようなタイムスケジュールとなっていました。

2:30 起床

f:id:tossproblog:20150926074157j:plain

新聞奨学生の中では平均的な起床時間です。中には、1時台に起床しないと間に合わない新聞販売店もあります。 ケースバイケースですね。起床したらジャージに着替えて新聞販売店へと向かいます。私は新聞販売店の2Fに住んでいたので、移動時間0分で楽でした。新聞販売店近くのアパートなどに住んでいる場合は、原付バイクでの 移動時間も考えて早く起床しないといけませんね。

3:00 朝刊配達準備
~新聞到着時~

朝刊は軽トラックに乗せられて新聞販売店に到着します。新聞配達員は軽トラックが来るのを待ち構えて、新聞を受け取り新聞販売店の中へ持っていきます。だいたい200部1セットを全員で8つくらい受け取っていたでしょうか。記憶が曖昧でごめんなさい。

~新聞準備~

新聞が到着したら、それぞれの持ち場のテーブルで開封します。そして、前日に準備しておいたチラシの束を 1つずつ手で新聞の間に挿入していきます。そして、新聞の準備ができたら配達へ繰り出していきます。

1人が受け持つ配達する新聞の数ですが、新聞社によって変わります。部数が多い読売新聞や朝日新聞は、 配達する新聞の数も多い傾向があります。狭い範囲を集中して配っていくイメージです。 一方、部数が比較的少ない毎日新聞や産経新聞は、配達する新聞の数は比較的少なくなっています。 ただ、その分配達区域は広くなっているため、原付バイクの走行距離も比例して長くなります。

私は、原付バイクの 後ろに大量の新聞を載せるとガタガタ揺れて嫌だったので、配達する部数が少ない方がよかったです。

~雨の場合~

雨が降っている場合には、ビニール袋に新聞を入れて出発していきます。今は機械で自動的に入れるパターンが多いですね。機械があっても販売店につき1台なので順番待ちになります。優先されるのは新聞奨学生ではなく、ベテランの専業で働いている方で、私のような新聞奨学生は最後に出発となっていました。 また、私がいた新聞販売店では機械が残念ながら無かったので、 手動で新聞をビニール袋に入れていました。30分~1時間くらい余計に時間がかかってしまうので雨の日は嫌でしたね。

 

3:30 出発

f:id:tossproblog:20150926074233j:plain

新聞配達に出発してからは、いろんな家のポストに新聞を投函していきます。一軒家、マンションの集合ポストなどいろいろです。 一番体力的にしんどかったのは集合団地への投函でした。

集合団地にあるそれぞれの家のポストに1軒、1軒投函していきます。だいたい10F以上ある団地が多く、一度高い場所にエレベーターで昇った後は、1フロアずつ階段で下っていきながら新聞を投函していきます。1つの団地に1時間近くかけて配達をしていました。そのおかげで体力には他の大学生よりも自信がありましたけどね。

また、新聞配達には配達時間を短縮するためのコツがあります。そのコツをちょっとご紹介しますね。それは、ポストの横にバイクを止めようとする際に前カゴにある新聞へ手をかけます。そして、バイクを止めると同時に新聞を引き抜き、バイクから降りてポストへ向かいます。これだけでも数十分は時間の短縮につながりました。まぁ、こんなテクニックを自然と考えつくようになるんですね。

 

6:00 チラシ準備開始

新聞配達が終わったら、それで終わりではありません。新聞販売店に帰ってきたら、翌日のチラシ準備を始めます。 販売店にはチラシを1つにまとめる機械があり、それを使って10以上あるチラシを1つにまとめていきます。ちなみに、翌日のチラシは真夜中に配送会社によって、各新聞販売店に配送されます。だいたい6時くらいまでには、すべてのチラシが届いている状態になっています。

チラシを束ねる機械の作業にもコツがあります。紙質が固いチラシは、全体のチラシの支えとなりやすいので、自然と前になる傾向があります。また、「これは一番上」「A地域だけに配布」など、チラシに配布指定があるケースも多かったですね。そのため、お金をかけずにチラシの1番上にしたいという場合には、固い紙質でチラシを作ることをオススメします。

そして、機械で1つにチラシを束ねたら、それらを取り出して、チラシを揃える作業を行います。これもコツをつかむまでに数カ月くらいかかってしまいました。チラシの先がつぶれたりすると、揃えるのも難しくなるんです。たまに、チラシの先で手の指を切ってしまうこともありました。素手の方が揃えやすいのですが、軍手で揃えた方がけがを防ぐことができるのでよかったですね。

 

7:30 朝食

チラシの準備を終えると、そこからは自由時間となります。私達新聞奨学生は専門学校や大学に行かないといけないので、登校の準備を始めます。私は朝食を作っていましたが、あまり時間が無いので簡単なものにしていました。食パンにとろけるチーズを乗っけて焼いたり、納豆ご飯を食べたりしていました。今思うとかなり質素。。

 

9:00 大学の授業聴講

f:id:tossproblog:20150926075116j:plain

朝食を食べた後は、電車で大学に向かいます。私は経済学部だったので、経済や会計、マーケティング、ITの授業をメインに受講していました。ここは他の大学生と同じ生活になっていましたね。

 

15:00 夕刊配達

大学の3時限目が終わると、新聞奨学生はすぐに販売店に帰ります。そして朝と同じように夕刊が来るのを販売店で待ち構えて、新聞が到着したら配達に繰り出します。朝刊配達に3時間くらいかかっている場合は、夕刊配達は2時間くらいで終わります。 朝刊のみの家や、地方新聞、スポーツ新聞を取っている家には配達する必要が無くなるので、その分配達時間も短くなるんですね。チラシも挿入する必要が無いので、朝と比べて作業は楽になっています。私の販売店では、夕刊の配達時に古新聞の回収も行っていました。ポスト近くに古新聞がまとめて置かれているので、夕刊配達が終わったらそれを荷台に乗せて、 販売店に持って帰るという流れですね。

 

19:00 夕食

朝食と夕食は販売店によって用意されているケースと、自炊するケースがあります。販売店によって用意されているケースは、 毎月食費として給料から天引きされることになります。私は両方のケースを経験しましたが、天引きされても準備してもらった方が楽でよかったですね。おかずも毎日変わりますし、ご飯もお代わり自由なところがうれしかったです。この頃は体力的にハードだったからか、いくら食べても太りませんでしたね。今そんなことをしたら大変なことになります!

 

22:00 就寝

このくらいの時間帯に就寝していました。疲れていたのですぐに眠りにつきました。これが24時を過ぎてしまうと、 朝の新聞配達で眠気に襲われて大変な思いをしました。マンションの階段で仮眠をとったこともありました。(もちろん、 販売店の所長には内緒です。ここだけの話にしてくださいね。)

まとめ

新聞奨学生の平日の1日をまとめてみました。振り返ってみると、我ながら新聞奨学生として壮絶な毎日を送っていたんだなぁと感じます。自由な時間もかなり制限されてしまうことが、これを見るとおわかりいただけるのではないでしょうか。 金銭的に非常にありがたい新聞奨学生制度ですが、それと引き換えに学生生活は結構自由が利かなくなります。 どちらを選ぶかは学生次第ですね。よく新聞社が新聞配達を題材にしたCMを流しています。

pr-yomiuri.com

なんかさわやかな雰囲気の構成となっていますが、実際はここまで書いてきたものがリアルです。リアルな情報を今後も発信していきたいと思います。

これから新聞奨学生を街中で見かけたら、暖かく見守ってあげてくださいね。結構頑張って生きている人達ですので。それではー。

 

この記事がよかったら、いいね!お願いします。

 
 

Twitterでとにーをフォローしよう!

LINEでTossproBlog更新の連絡をゲットしよう!

友だち追加数