Tosspro Blog

AWSで遊びながら中小企業診断士もやってるアラサーです。IT、経営、スイーツのジャンルを中心に価値ある記事を発信しています。更新は不定期に行っています。よろしくお願いします。

味が良くてもお客さんが入らない理由は何?~目には見えないものを広報する方法~

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こんにちは、とにーです。あなたはお店で取り扱っている商品の質や味が良くても、 なかなかお客さんが入らないお店を知っていますか?お店に入ってみて料理を食べてみると、近くのお店よりも断然美味しい!だけどなかなかお客さんが入っていない。 というお店もあります。これはなぜなのでしょうか?

行きつけのお客さんがいない中華料理屋さん

一昨日、味やボリュームが抜群で、しかもコストパフォーマンスが非常に高い中華料理屋さんに行ってきました。安定的な料理の質やボリュームがあり大満足してお店を出ました。しかし、こんな良いお店であっても、日曜日の12時お昼時に、お客さんは私達家族だけでした。

立地もそれほど悪くはありません。大きなショッピングモールにつながる国道沿いにあり、休日は大渋滞となっています。看板も大きく掲げてあり、車に乗っている人は店を通過する以前に十分お店に入るか判断する時間がある場所です。駐車場も広く確保してあり、20台は余裕で駐車できるスペースがあります。国道の左側にあるので、駐車場に入ろうと思えば簡単に左折入場できる状態です。また、そのショッピングモールに行くためには、この中華料理屋さんの少し先にある橋を通過しなければならないので、さらに車の交通量は増加しています。こんなプラスの条件が揃っているにも関わらず、駐車台数は0、お店の中にお客さんは誰もいないのです。

初めてお店に入るおじいちゃんの行動

私達が料理に満足してお店を出て車に乗り込もうとした時に、ようやく他のお客さんが現れました。スポーツ型の自転車に乗ってきたおじいちゃんが、中華料理屋さんの自転車置き場に自転車を止めて、お店の入口まで歩いていっていたのです。

ところが、そのままお店の中には入りません。お店の入口に飾られているメニューを必死に見ています。そしてその隣に置いてある「今日のメニュー」という日替わりメニューが書かれたホワイトボードもよーく見ています。そうして5分ほど吟味して、ようやくお店に入って行きました。何がおじいちゃんをそこまで不安にさせてしまったのでしょうか?

外観でせっかくの味が台無しに

おじいちゃんを不安にさせたもの。それはお店の外観でした。私達が入る時も心配になったのですが、まず営業中かどうかわからないくらいさびれたような雰囲気を醸し出しているのです。そりゃそうですよね。お客さんがいないので車も無いですし、よくある「営業中」という目印になるようなものもありません。

そして、メニューの写真がとにかく古い&値段が表示されていないことも不安にさせる1つの要因でしょう。とにかくずっと写真が変わっていないので、カラー写真なのに少し白黒っぽくなっています。そして、せっかくコストパフォーマンスが高い料理の値段や量が全く表現されていないのです。非常にもったいない!そんな街中によくあるもやっとした中華料理屋さんなので、おじいちゃんはお店に入ることをためらったのかもしれませんね。

料理の質を外観で表現するためには

それでは、もやっとしたお店の外観をどうしたら、「あのお店に行ってみたい!」と思わせることができるのでしょうか。その方法の1つとして、デジタルサイネージ(電子看板)の活用が挙げられます。今やデジタルサイネージ市場も成熟してきていて、1枚あたりの値段も年々安くなってきています。また、業者任せではなく、ユーザ自身で画面の表示のカスタマイズが一通りできるようになっています。

あなたは電子看板と聞いてどんなイメージをしましたか?街中でよくある文字が点滅したり、上から下に流れるような簡単なものをイメージされたのではないでしょうか?今の時代、その電子看板では古い!現在は、非常にきれいな画像、画質が簡単に実現できているのです。きれいなモニターにPowerPointの資料をスライドショーで流していくようなイメージでしょうか。その電子看板は今回のような立地にあるお店の場合は非常に有効です。電子看板で美味しそうな写真と値段と様々なメニューを入れ替わりに表示させます。他にも機能としていろいろできますが、それだけで集客の効果は大きいはずです。

なぜなら、このお店の前の道は大渋滞しています。中には「そろそろお昼にしたいけど、どのお店がいいかなぁ?」と悩んでいる人も数多くいるはずです。少なくとも私達家族は、家族のお腹が減りすぎて緊急避難的に入店したことがきっかけでした。その悩みに対して中華料理を提案できる時間がこのお店には多くあります。ぜひともこのお店には下記のような電子看板を導入してもらいたいものです。

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出典:三菱電機

まとめ

今回は、人気が無いけど料理の味や量には間違いがないお店に、いかにお客さんを誘導させるか考えてみました。せっかく良いお店を見つけたのに、人が入らなくて閉店になるなんて悲しすぎます。商品の質や味、サービスなど、提供するそのものは良くても、それを外部に表現できないとお客さんはお店に入ってきてくれません。ただ、それを表現する方法はいろいろあります。今回取り上げたデジタルサイネージ、食べログなどの口コミサイト、SNS、オウンドメディアなど。どれが一番自分のお店にあった方法なのかを考えて、取り入れていくことで、目には見えないものを表現することができるんですね。 

 

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